ちいつる
B-08気づき

資料作成・プレゼンでAIに頼む前の構成の型

型を知っているかどうかで、AIへの指示の質がまるごと変わる。

触ってみる2つタップして入れ替え、PREP順に並べてみてください

2つタップして入れ替え、PREP順に並べてみてください

中身は同じ4つの主張。それでも順番ひとつで、読み手の受け取り方は大きく変わる。型を覚えておけば、この並べ替えを毎回いちから悩まずに済む。

ピラミッド原則・PREPという型の存在を知る

結論を先に述べ、その根拠を後から積み上げる「ピラミッド原則」、結論・理由・具体例・結論の順で話す「PREP」は、どちらも「読み手・聞き手を待たせない」構成の型。この型の存在を知らずに書くと、経緯から順に説明する時系列型の文章になりやすく、結論にたどり着くまでが長くなる。

触ってみる型を切り替え、読む文の数のスライダーを動かしてみてください
  1. 1結論:FAQ刷新を全社に展開すべきです。[結論]
  2. 2理由は、古いFAQが自己解決を妨げていたからです。
  3. 3実際、刷新後は問い合わせが3割減りました。
  4. 4残業増という当初の課題も、これで解消に向かいます。
読み手が読む文の数(ここまで読んで離脱する)
2文まで

1文目で結論に到達。読み手は「何が言いたいか」を受け取れた。

結論が末尾にある時系列型は、途中で読むのをやめた相手には何も残らない。では結論を先頭に置いたら? 離脱位置を動かすと、待たせない構成の効きめが見えてくる。

触ってみる根拠のチップをタップして、結論を支える本数を変えてみてください
結論:この案を採用すべき
結論を支える根拠(タップで足す/外す)
結論の説得力45%

根拠が1本だと片側に偏り、ピラミッドは傾く。複数の側面から支えたい。

根拠がゼロや1本だと、結論のブロックはぐらついて傾く。複数の柱が下から支えて、はじめて安定する。これがピラミッドと呼ばれる理由。

1スライド1メッセージという発想

1枚のスライドに複数の主張を詰め込むと、聞き手はどれが重要か判断できなくなる。「このスライドで伝えたいことは1つだけ」と決めてから情報を絞り込む方が、結果として伝わる情報量は増える。

触ってみるメッセージ数のスライダーを動かしてみてください
1枚のスライドに載せるメッセージ数
3個

提案スライド

  • 新プランで解約率が半減した
  • 導入コストは3か月で回収できる
  • 競合Aより初期費用が安い
1メッセージあたり聞き手に残る量16%
スライド全体で伝わる合計47%

どれが重要か判断できず、1つあたりの残る量が急落。

情報を足すほど、伝わる総量はむしろ目減りしていく。絞り込みは切り捨てではない。限られた注意を、いちばん届けたい一点に集めるための選択だ。

触ってみるタイトルと本文の強弱スライダーを動かしてみてください
売上、過去最高。
タイトルと本文の強弱(視覚的コントラスト)
60%
横並び(主役なし)タイトルが主役

強弱があると、視線はまず主役(結論)に着地する。1メッセージが即座に伝わる。

1つに絞っても、全部を同じ強さで置けば視線は迷う。主役だけ一段大きくしておけば、「まずここを見て」と言葉にしなくても伝わる。

図解と表の使い分けの判断軸

関係性・流れを見せたいなら図解、正確な数値の比較をさせたいなら表が適する。図解は直感的だが厳密さに欠け、表は正確だが読み手に負荷をかける。「感覚的に掴んでほしいか、正確に比較してほしいか」で使い分ける。

触ってみる数値の差のスライダーを動かして、図解と表を見比べてみてください
4案のあいだの数値の差最大差 42.5%
40%
ほぼ同じ大きく違う

図解← 一目でわかる

A案
B案
C案
D案

A案62.6
B案41.6
C案54.2
D案36.0

差が大きいときは図解が勝つ。棒の高さだけで大小関係が伝わり、数字を読む負荷がない。

差がはっきりしていれば図解が勝ち、僅差になると表が勝つ。同じ数字でも、どちらが伝わるかはデータの中身と伝えたい目的が決める。好みで選ぶ話ではない。

触ってみる項目の数のスライダーを動かして、円グラフが読めなくなる境目を探してみてください

項目 4 個の構成比を円グラフで

最小スライス 15%

ABCD
見せたい項目の数
4項目
少ない多い

この数なら円グラフでいい。上位数個の割合は、面積のまま直感で読める。

項目が5つを超えたあたりから、円グラフのスライスは急に読みにくくなる。何をどう見せるかは、データの意味だけでなく「いくつ並ぶか」でも変わってくる。

AIに依頼する際の構成指定の仕方

「資料を作って」ではなく「PREPの構成で」「1スライド1メッセージで」と型を指定すると、AIの出力が構成面でも狙った形に近づく。型の名前を知っているかどうかが、そのまま指示の解像度に直結する。

触ってみる構成の型のチップをタップして、プロンプトを組み立ててみてください
構成の型を指定に足す(タップで切替)
指示の具体度20%
組み立てたプロンプト
社内向けの提案資料の構成を作ってください。

構成の条件:
・PREP法(結論→理由→具体例→結論)の構成にする

型の名前を1つ足すごとに、AIが埋めるべき「構成の余白」が減っていく。

型の名前を1つ足すたびに、具体度のメーターがぐっと伸びる。ここで組み立てた条件書きが、そのまま下のプロンプト例の骨組みになっている。

AIに投げるプロンプト例

社内向けの提案資料を作りたいです。 以下の内容を、PREP法(結論→理由→具体例→結論)の構成で、1スライド1メッセージになるよう整理してください。 - 提案の背景: [ここに記入] - 提案したい内容: [ここに記入] - 想定される懸念点: [ここに記入] 各スライドの見出しと、そこに入れるべき要点を箇条書きで示してください。

触ってみる相手の持ち時間と前提知識のスライダーを動かしてみてください
SDS提案PREP報告初めて詳しい時間あり時間なし
相手の持ち時間
ある
相手の前提知識
詳しい

この状況なら:課題提案型

  1. 1現状の課題
  2. 2提案の内容
  3. 3期待できる効果
  4. 4お願いしたいこと

時間があり、事情も分かっている相手。課題から積み上げて、判断材料を順に渡す。

相手の持ち時間と前提知識を動かすと、おすすめの型は4つの隅を移り変わる。いつもPREP、と決めてかからず、その場に名前の付いた型を当てられれば、AIへの注文はぐっと具体的になる。

触ってみる発表時間と枚数のスライダーを動かしてみてください
発表時間
10分
スライド枚数
12枚
1枚あたりの持ち時間50
0秒適正 30〜90秒150秒

適正ペース1枚1メッセージを、聞き手が受け取れるペースで話せる配分。

どれだけ1スライド1メッセージを守っても、持ち時間に対して枚数が多すぎれば最後は駆け足になる。構成を頼む前に「何分で何枚」を握っておくと、AIにも無理のない分量を渡せる。