当てはまる実績を2つ以上えらぶと、そこに共通して流れる強みが浮かびます。
実績を一つずつ選ぶと、どれにも顔を出す強みの棒が太くなっていく。強みは特定の手柄の中にではなく、経歴を横断して繰り返し現れるパターンの方に宿っている。
職務経歴の棚卸しの質問設計
「強みは何か」と漠然と聞かれても言語化しにくい。「担当した業務」「そこで工夫したこと」「出た成果(数字があれば数字で)」を時系列で書き出してからAIに見せると、客観的な強みの言語化を手伝ってもらいやすい。
「売上を伸ばした」——このままでは、AIも強みを言い当てられない。上のパーツで肉付けしてみてください。
状況・課題・行動・結果がそろうほど、AIは客観的な強みを拾いやすくなる。
「売上を伸ばした」だけでは強みは伝わらない。状況・課題・行動・結果に分けて具体を渡すほど、AIは客観的な強みを拾い出せる。
具体(作業)
Excelでマクロを組み、毎週の集計作業を自動化した。
AIに“渡す”のはこの層。事実が細かいほど誤解されない。
同じ経験でも、梯子のどこを話すかで伝わり方は変わる。AIには具体を渡し、抽象への言い換えを手伝ってもらう——この往復が言語化のコツ。
AIには具体を渡し、抽象への言い換えを手伝ってもらう。同じ経験でも語る高さを変えるだけで、強みは見つかったり空疎になったりする。
年収交渉の材料をAIと揃える視点
同業種・同職種の相場観、自分の実績が生んだ具体的な成果、市場での希少性という3つの材料を整理してからAIに交渉方針を相談すると、感情論ではない根拠のある交渉材料が組み立てやすくなる。
材料不足。この状態での交渉は「お願い」になりがち
いま組み立てられる交渉トーク
- なんとなく安い気がして…
- 頑張ってきたつもりです…
- 特別なスキルはないかもしれませんが…
説得力はいちばん弱い材料に引きずられる。だからAIへの相談も「3つのうちどれが欠けているか」を特定するところから始めるのが効く。
希望額は相場の 約58%tile の位置。現状との差は +100万円。
相場の範囲内。実績を数字で示せれば十分に狙える。
希望額が相場のどこに当たるかで、必要な根拠の重さは変わる。この「立ち位置」を先に押さえてからAIに交渉方針を相談すると、無理筋か妥当かを冷静に詰められる。
キャリアの方向性を壁打ちする質問の型
「何がしたいか」だけでなく「何が苦にならないか」「どんな環境でパフォーマンスが出るか」をAIとの対話で深掘りしてもらうと、憧れだけでなく適性に基づいた方向づけがしやすくなる。
調整・根回し・アイデア出しが「やりたい × 苦にならない」の芯。まずここを深掘りする価値がある。
データ分析は憧れはなくても苦にならない「意外な適性」。強みの種になりやすい。
人前で話すは憧れ先行。続けられるかをAIとの壁打ちで検証したい。
「やりたい」と「苦にならない」がずれている業務はないだろうか。2軸に散らして置くと、憧れだけで選びかけた道と、地味でも続けられる適性がはっきり分かれて見えてくる。
全部に満点はつけられない。100点を配ってみると、自分が本当に何を優先したいかが表に出る。
全部に満点はつけられない。何かを取れば何かを諦める——その配分を決めておくと、AIとの壁打ちは「あなたの優先順位で選択肢を評価する」対話に変わる。
既存ツール(wage)との接続
時給・年収の相互変換で、提示条件を横並びで比較できる形に整えてからAIに相談すると、待遇面の判断材料がより明確になる。
重視する軸のウェイトを動かす
スライダーで各社の実力は一切変えていない。重みを動かしただけで勝者が替わっている。
面白いのは、2社の素点は一度も触っていないのに勝者が動くこと。動かしたのは重みだけ。迷いの多くは選択肢の優劣ではなく、自分の中で軸の重さが決まっていないことから来る。
キャリアの相談に乗ってください。転職を検討しています。
層を足すほど、AIは一般論から離れて“あなた宛て”の答えに近づく。良い質問は一文ではなく、積み重ねでできている。
良い質問は一文ではなく積み重ね。役割・前提・制約・出力形式・深掘り依頼を層で足すほど、AIの答えは一般論から「あなた宛て」へ近づく。
AIに投げるプロンプト例
転職を考えていて、キャリアの相談に乗ってほしいです。 - これまでの職務経歴(担当業務・工夫したこと・成果): [ここに記入] - 今の仕事で苦になっていること: [ここに記入] - 興味がある方向性: [ここに記入] まず強みを客観的に言語化してください。そのうえで、方向性が複数あれば、それぞれのメリット・デメリットを整理して壁打ち相手になってください。
AI 情報が少なく、いまは一般論しか言えません。どこから掘りますか?
選ぶ問いによって、この先たどり着く自己像は分かれていく。
同じ最初の質問でも、どの「なぜ」を選ぶかで行き着く自己像は変わる。壁打ちがうまい人は、答えを待つのではなく掘る方向を自分で選んでいる。