チップチューン作曲
生成AIを使わず、コード進行・カデンツ・モチーフ展開などの古典的な音楽理論ルールだけで8bit風BGMを自動作曲。全パラメータをカスタマイズでき、生成プロセスも理論の解説つきで見返せます。
使い方と例
雰囲気を選んで作曲する
20260713同じシード・同じ設定なら、必ず同じ曲になります。シードを控えておけば、あとから同じ曲を再現できます。
できた曲 — D# 律旋法・100 BPM・24小節(のどか)
メロディ(塗り=コードトーン/枠だけ=経過音・刺繍音)ハモリベースドラム
小節上部の表記はコードネームと「ローマ数字・機能」。T=トニック(安定)/ S=サブドミナント(展開)/ D=ドミナント(緊張)。 T→S→D→Tの物語が曲の骨格です。
曲の設計(スケール・進行・構成)
雰囲気に合う構成から自動選択(ジングルは手動選択のみ)
雰囲気に合う定番進行から自動選択
雰囲気に合わせて自動選択
メロディの性格
伴奏(ベース・ドラム・ハモリ)
三角波で刻む低音。小節頭は必ずコードのルート
ノイズチャンネル。4小節ごとにフィルが入る
メロディを付点8分遅れ・小音量で追いかける疑似ディレイ
音色とミキサー
長い音にだけ、少し遅れてかかる(ディレイドビブラート)
生成プロセス — この曲はこう作られた
機械学習は使っていません。以下のステップはすべて、古典的な音楽理論のルールとシード付き乱数の重み付き選択です。 各ステップの理論は「知る」の記事で学べます。
- 01
- 02
調とスケールD# 律旋法
雰囲気「のどか」に合わせて律旋法を選択。雅楽の5音。正月・神社の澄んだ響き。 メロディは5音音階から選ぶので、どの音を踏んでも外れにくい。和音は7音の親スケールで積む。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 — コード進行とスケールの基礎 - 03
- 04
曲の構成Aメロ→Bメロ→サビ
Aメロ(8小節) → Bメロ(8小節) → サビ(8小節)。末尾から先頭へ自然に戻れるよう、終わった感の強い完全終止はループ末尾に置かない。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 — 展開構成 - 05
スパイス王道から少し外す
Bスロットをトニック・ペダルに(ベースは主音のまま上で和声が動く)。定番進行の中に1〜2箇所だけ逸脱を置くと、聴き手の予測が快く裏切られて曲の顔ができる。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 - 06
コード進行Aメロ: のどか進行(I–IV–I–V)
トニックと行き来するだけの穏やかな進行。村・日常。実際の並び: I–I–IV–IV–I–I–v–♭VII(機能: T→T→S→S→T→T→D→S)。末尾は半終止 …→V。ドミナントで止めて「続きがある」期待を残し、次へつなぐ。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 — ジャンル別の定番進行 - 07
コード進行Bメロ: ポップパンク進行(I–V–vi–IV)
世界中のヒット曲で使われる万能進行。明るく前向きで少し切ない。実際の並び: I–v–vi–IV–I–v–vi–♭VII(機能: T→D→T→S→T→D→T→S)。末尾は半終止 …→V。ドミナントで止めて「続きがある」期待を残し、次へつなぐ。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 — ジャンル別の定番進行 - 08
コード進行サビ: 循環コード(I–vi–ii–V)
軽快でレトロ。設計上ループするために生まれた進行。実際の並び: I–vi–ii–♭VII–I–vi–♭VII–I(機能: T→T→S→S→T→T→S→T)。末尾は完全終止 V→I。緊張から解決へ。もっとも強い「終わった」感で締める。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 — ジャンル別の定番進行 - 09
アレンジベースの言い回し: plain→fifth→passing→restTail / plain→octaveUp→fifth→restTail / plain→octaveUp→fifth→restTail(13小節に適用)
刻み型(1小節)の上に、セクションを通して固定する4小節の言い回しを重ねる。句の2小節目でオクターブや5度へ振り、句末は歩いて次の和音へ渡すか、空けて跳ねさせる。参照曲はベースが推進力の主役で、根音を刻むだけの伴奏とは役割が違う。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 - 10
リズム隊ベース: ルート+5度 / ドラム: 8ビート
ベースは三角波で各小節のコードのルートを軸に刻む。ドラムはノイズチャンネルで表現し、4小節ごとの変わり目にフィル、セクション頭にクラッシュを置いて構造の合図にする。
📖 サウンドデザイン実装ガイド - 11
メロディモチーフの反復と展開(A A' B A'')
2小節のモチーフを作り、繰り返し・変化・対比・締めの順に展開する。強拍にはコードトーン、弱拍には隣のスケール音(経過音・刺繍音)を置き、4度以上跳んだら反対方向へ順次で戻る(gap-fill)。サビでは音域を上げ、前半で登って後半で降りる山を作る。密度2・音域14半音・跳躍度1・シンコペ1で生成。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 - 12
メロディセクション頭のフック再提示: 9・17小節目
新しいセクションの入口で、曲のフックを言い直す。そのまま繰り返すのではなく、リズムと輪郭を保ったまま音高をその小節の和音へ寄せる(全音階の度数で写すので調外音は出ない)。参照曲が和声の対比とフックの反復を両立させている形。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 - 13
メロディ問いと答え: 12小節目でモチーフに答える
2回目の提示(A')は、1小節目の締めを主音以外(5度・3度)へ開いて「問い」にし、2小節目で末尾の音程を反転させてルートへ着地させる(答え)。同じ形をもう一度鳴らすのでなく応答に変えるのが参照曲の中核文法で、これが無いと density の揃った演奏も機械の反復に聞こえる。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 - 14
アレンジハモリチャンネル: エコー
メロディを付点8分遅れ・小音量で追いかける疑似ディレイ。チャンネルは パルス波1=メロディ / パルス波2=ハモリ / 三角波=ベース / ノイズ=ドラム のNES流の役割分担。強弱はセクション(Aメロ控えめ→サビ全開)と4小節フレーズ(フィルへ向けて盛り上げ)の2階層で付け、ベロシティに小さな揺らぎを与えて機械的な均一さを避ける。
📖 サウンドデザイン実装ガイド - 15
アレンジつなぎのウォーク: 8・16・24小節目の後半をベースが運ぶ
リード追従系(duet/echo)は半小節和声の分割を持たないため、終止小節の後半をベースの4分歩行(4度下→全音下→次のルート)に差し替えて、和声を変えずにターンアラウンドの推進を作る。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 - 16
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アレンジ和音の宣言: ベース4小節 / 頭のスタブ7小節
和音を積まない伴奏(エコー・合いの手・3度ハモリ・なし)は「メロディ+根音」だけの時間が長く、和音が聞き取れない。ベースの途中の1打を3度/5度へ振り、和音の変わり目では2本目のパルスに短い和音を置いて、和音そのものを鳴らす。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 - 18
アレンジ階段イントロ: メロディ単独から足していく(初回のみ)
最初の2小節は伴奏を伏せ、1小節目はメロディ単独、2小節目でベースとドラムが入る。「鳴っていない楽器」自体が次の予告として働く(MEGALOVANIA 0:00→0:07 の階段導入)。2周目以降は全部が鳴るので、ループの継ぎ目に穴は空かない。WAV書き出しはループ素材なので常に全奏。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 — 展開構成 - 19
アレンジ間の呼応: 16小節目でベースが歩く
リードが黙る小節で伴奏まで止まると「間」でなくただの空白になる。ベースをルートと5度の8分ウォークに差し替えて動きを残す(リードが黙るとベースが歩く呼応の型)。
📖 サウンドデザイン実装ガイド - 20
アレンジサビの和音ベッド: 5小節
形式の頂点は「音量を上げる」ことではなく「編成が厚くなる」ことで立つ。サビでは、メロディとベースの間の空き帯に和音の3度・5度を半小節ずつ敷いて声部を1つ増やす。既に和音が鳴っている拍と、キメ・ブレイク・間を作った小節には置かない(空けた時間を埋め戻さない)。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 — 展開構成 - 21
アレンジ土台のベースを短く切る: 18音
形式の頂点は音量ではなく編曲で立てる。ベースは低域の9割を占めていて曲のレベルをほぼ決めるが、Aメロでも既に鳴りっぱなしだったので、サビで足す余地が無かった。そこでAメロ側のベースを短く切る。打点は動かさないのでノリは変わらず、「軽く刻むAメロ → 伸びて押すサビ」という音価の対比だけで頂点が立つ。
📖 音楽理論とBGM構成の作法 — 展開構成 - 22
音色リードはパルス25%(ファミコンの定番) + 対比でパルス12.5%(細く尖った音)
実機のパルス波はデューティ比(1周期のうち上にある割合)だけで音色が変わる。同じデューティのまま最後まで進むと単調になるので、対比セクションではトラッカーの「楽器の差し替え」にならってデューティを変える。ただしループの継ぎ目に掛かる末尾フレーズでは元に戻す(毎周そこで音色が変わると継ぎ目を耳で数えられてしまう)。加えて、音の頭を50セント下から3フレームかけて持ち上げる「しゃくり」で歌わせる。
📖 サウンドデザイン実装ガイド - 23
アレンジ無音の床: 4小節目
どの声部も鳴らない区間が半小節を超える箇所へ、直前のベースを伸ばして床を敷く。「間」は声部の脱落で作るもので、全休符にすると曲が途切れて聞こえる。
📖 サウンドデザイン実装ガイド
よくある質問
AI(機械学習モデル)を使っていますか?
使っていません。機能和声(T→S→D→T)、カデンツ、カノン進行や王道進行などの定番コード進行、モチーフの反復と展開、経過音・刺繍音の扱いといった古典的な音楽理論をルール化し、シード付き乱数の重み付き選択で組み立てています。すべての計算はブラウザ内で完結し、通信も発生しません。
作った曲は自由に使えますか?
はい。このツールが生成した曲に当サイトは権利を主張しません。ゲーム・動画・配信などにご自由にお使いください。
同じ曲をもう一度作るには?
「公平性の証明(シード)」に表示されている数字を控えてください。同じシードと同じ設定を入力すれば、まったく同じ曲が再現されます。「共有リンクをコピー」を使えば、シードと設定込みのURL1本で他の人にも渡せます。JSON保存にも設定一式が含まれます。作った曲はページ内の「さいきん作った曲」にも残ります(この端末のブラウザにのみ保存され、サーバーには送信しません)。
音が鳴りません
ブラウザの自動再生制限のため、最初に画面のボタンを押すまで音は鳴りません。▶再生を押しても鳴らない場合は、端末のサイレントモードや音量設定を確認してください。
ループBGMとして使うコツは?
構成で「ループ8小節」か「ループ16小節」を選ぶと、末尾に「終わった感」の強い完全終止を置かず、先頭へ自然に戻る進行だけが選ばれます。WAV保存した音源をそのままループ再生すればつながります。ループ再生できない環境(動画編集ソフトへの貼り付け等)では、「WAVの周回数」を2周・4周にしてフェードアウトを付けると使いやすくなります。